潮騒【しおさい】

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【意味】

潮騒(しおさい)とは、潮の満ちてくる時に、波が音をたてて騒ぎ立つこと。また、その音。現代は「しおざい」とも読む。

【語源・由来・成り立ち】

潮騒(しおさい)の語源・由来について、「しお」は海水の干満、「さい」は「騒ぐ」の「さわ」の転じたもの。ちなみに「騒ぐ」は、さわさわとたつ音の「さわ」を動詞に活用したとされる。

【実例・用例】

*万葉集〔8C後〕一・四二「潮左為(しほサヰ)にいらごの島辺漕ぐ船に妹乗るらむか荒き島廻を〈柿本人麻呂〉」

*海潮音〔1905〕〈上田敏訳〉人と海「心もともに、はためきて、潮騒(シホザヰ)高く湧くならむ」

【漢字辞典】

「しおさい」を漢字で書くと「潮騒」と表記する。

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