スイカズラ/忍冬【すいかずら】

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【意味】

スイカズラとは、スイカズラ科の藤本(とうほん)(つる植物)。葉は対生し、枝先のものは越冬する。このためニンドウ(忍冬)ともよぶ。
花は5〜6月、2個ずつ対(つい)になって開く。花は基部に包葉があり、花冠は二唇形で初めは白色にすこし紅色を帯び、のちに黄色くなる。子房は下位で2室。果実は球形で、熟すと黒くなる。日本、および朝鮮半島、中国に自生するが、ヨーロッパやアメリカで野生化し、農地の雑木として嫌われている。

【語源・由来】

名は、花筒に蜜腺(みつせん)があり、吸うと甘いことによる。花は解熱および利尿薬とし、香りがよいので忍冬酒もつくられる。

スイカズラ属は、北半球を中心に世界に約150種分布する。庭に植えられるツキヌキニンドウL. sempervirens L.は北アメリカ原産の常緑藤本で、5月ころ黄紅色の花を開く。名は対生する葉の基部が合着し、茎が葉を貫いているようにみえることに由来する。

【漢字辞典】

「スイカズラ」「すいかずら」を漢字で書くと「忍冬」と表記する。

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