鋤/犂【すき】

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【意味】

鋤/犂とは、
①(鋤)手と足の力を利用して、土を掘り起こす農具。幅の広い刃に、まっすぐな柄をつけたもの。金(かな)鋤・風呂(ふろ)鋤・江州(ごうしゅう)鋤など。
②(犂)牛や馬に引かせ、畑や田を耕す農具。犂轅(ねりぎ)を牛馬につなぎ、犂先で地面を切り起こす。からすき。

【語源・由来・成り立ち】

鋤/犂の語源・由来は、鋤や鍬(くわ)などを用いて田畑を耕す動詞「鋤(す)く」の連用形が名詞化した語。

なお、中国では元来「鋤」の字は「くわ」を意味していたが、日本では鋤を牛馬などに引かせて使う農耕具(つまり、犂)であると誤認され、「くわ」に当たる漢字が存在しないと考えて、「くわ」を意味する国字「鍬」を創作したとされる。

【使い方・実例・用例】

*自ら鍬(くわ)と鋤(すき)を手に先頭に立って造成工事に当たった庭園が元になっている。

【漢字辞典】

「すき」を漢字で書くと「鋤」「犂」と表記する。

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