畳鰯【たたみいわし】

スポンサーリンク
 

【意味】

畳鰯(たたみいわし)とは、カタクチイワシの稚魚を生のまま、海苔をすくようにして葭簀(よしず)の上に並べて天日で乾し、一枚の網状にした食品のこと。

【語源・由来・成り立ち】

畳鰯(たたみいわし)の語源・由来について、稚魚を生のまま板状にすいて干したもの。昔はイグサの畳表の上で干していたことからこの名がある。また、仕上がった形が畳の模様に似ているからともいわれる。「たたみしらす」ともいう。

【実例・用例】

*料理早指南〔1801〜04〕三「干物魚類調理の部〈略〉畳鰯(タタミイハシ) 是は白すといふ魚の干たるにて」

*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802〜09〕三・上「時にこの吸物はなんだ。たたみ鰯(イワシ)のせんば煮か」

【漢字辞典】

「たたみいわし」を漢字で書くと「畳鰯」と表記する。

スポンサーリンク