【意味】
手子摺る(てこずる)とは、もてあます。扱いかねる。処置に困る。
【名前の由来語源・成り立ち】
手子摺る(てこずる)の名前の由来語源について、漢字では「梃子摺る」「手古摺る」と書き、江戸時代から使われている言葉。
テコ(梃子)を使って重い物を動かそうとしても動かず、テコのほうがズレてしまうことからいうようになった。
また一説には、手の甲がすれることからともいわれている。
【使い方・用例・実例】
*夜と霧の隅で〔1960〕〈北杜夫〉六「患者の口にガーゼを噛ませようとして手こずっていた」
【漢字辞典】
「てこずる」を漢字で書くと「手子摺る」と表記する。