天衣無縫【てんいむほう】

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【意味】

天衣無縫(てんいむほう)とは、人柄などが、天真爛漫であること。また、そのさま。

【名前の由来語源・成り立ち】

天衣無縫(てんいむほう)の名前の由来語源について、庭で寝ていた男が、天の一角より舞い降りた天女の衣服をみて縫い目がないことを不思議に思いその訳を尋ねたところ、天女が「天衣には針や糸は用いません」と答えた故事にちなむ。

もとは、詩歌や文章が技巧がこらされてないくて、自然でありながら完成されていて、美しいさまをいった。

【使い方・用例・実例】

*スタンダールの小説主張〔1943〕〈大井広介〉「味方の策戦からすらずれて終ふ、天衣無縫なファブリスの希求が浮びあがる」

*「山びこ学校」訪問記〔1951〕〈臼井吉見〉若山一夫氏に「あの屈託のない天衣無縫の楽天的な一面と、綿密な政治性との調和したところは」

【漢字辞典】

「てんいむほう」を漢字で書くと「天衣無縫」と表記する。

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