【意味】
てにをはとは、助詞・助動詞等の用法。文の表現法。言葉づかい。
【名前の由来語源・成り立ち】
てにをはの名前の由来語源について、本来は漢文訓読で、国語の助詞・助動詞・接尾語・活用語尾などを記したヲコト点のうち、四隅の点が「て」「に」「を」「は」であったことからいう。
文章を読んだり書いたり、話したりするには、「てにをは」の用法は重要であり、「てにをはが合わない」といえば、助詞の使い方が間違っていること。さらに転じて、話の筋道が通らなかったり、つじつまがあわなかったりすることをいう。
【使い方・用例・実例】
*東野州聞書〔1455頃〕一「うち聞く時は、てにをはのたがひたる心地して侍れど、さもなくて殊に面白きよし申されし」
【漢字辞典】
「てにをは」の漢字表記は不明。