【意味】
手塩(てしお)とは、自分の手で世話をすること。
【名前の由来語源・成り立ち】
手塩(てしお)の名前の由来語源について、「手塩」は食べる人が好みで味加減ができるように食膳に添える塩のこと。本来は不浄をはらう意味もあったとされる。「手塩にかける」という表現は、その手塩のように側に置くことからいうもので、江戸時代から用いられている。
【使い方・用例・実例】
よく使われる用例は「手塩にかける」のことわざであり、身近に置いて、自分の手で大切に世話をし、育てるという意味。
*歌舞伎・心謎解色糸〔1810〕大切「他人の手汐(テシホ)に育てられ、二親恋しと尋ねるを」
【漢字辞典】
「てしお」を漢字で書くと「手塩」と表記する。