【とことん】

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【意味】

とことんとは、どんづまり。最後の最後。また副詞的に用いて、徹底的に。どこまでも。

【名前の由来語源・成り立ち】

とことんの名前の由来語源について、もとは、日本舞踊で足拍子の音の形容。近世末には民謡の囃子言葉として使われるようになった。

明治時代初め、官軍の東征に際して士気を高揚するために作られた軍歌「とことんやれ節」の最後に続く囃子言葉「とことんやれとんやれな」から、最後までの意味が生じるようになったといわれている。

【使い方・用例・実例】

*北東の風〔1937〕〈久板栄二郎〉一幕「トコトン喧嘩する気か」

*白痴〔1946〕〈坂口安吾〉「命のとことんの所で自分の姿を見凝(みつ)め得るやうな機会には、そのとことんの所で最後の取引をしてみることを要求されてゐるのだ」

【漢字辞典】

「とことん」の漢字表記は不明。

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