木賊/砥草【とくさ】

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【意味】

木賊 (とくさ)とは、シダ類トクサ科の常緑多年草。北海道、本州中部以北の渓流沿いの林下などに生え、また観賞用に庭園などで栽培される。

【名前の由来語源・成り立ち】

木賊 (とくさ)の名前の由来語源について、砥(と)ぐ草の意で、「とくさ」と名付けられた。「砥草」とも書く。「木賊」の表記は漢名からで、木をそこなう、すり減らすという意味。

【使い方・用例・実例】

*能因本枕草子〔10C終〕六七・草は「とくさといふ物は風に吹かれたらんおとこそ、いかならんと思ひやられてをかしけれ」

*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「播磨よねはとくさか、むくの葉か、人のきらをみがくはとぞはやされける」

*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「トクサ 木賊

【漢字辞典】

「とくさ」を漢字で書くと「木賊」「砥草」と表記する。

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