年寄りの冷や水【としよりのひやみず】

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【意味】

年寄りの冷や水(としよりのひやみず)とは、老人に似合わない元気のよいふるまいや、高齢に不相応な危いことをするのを、ひやかしたり警告をしたりするときにいう。年寄の夜道。

【名前の由来語源・成り立ち】

年寄りの冷や水(としよりのひやみず)の名前の由来語源について、江戸時代、夏になると冷たい湧き水を桶に汲んで、「ひゃっこい、ひゃっこい」と呼びながら冷や水売りが市中を売り歩いていた。老人がその冷たい水を飲んでお腹をこわすなどしたことから出た言葉。

【使い方・用例・実例】

*譬喩尽〔1786〕一「年寄の冷水(ヒヤミヅ)」

*歌舞伎・善悪両面児手柏(妲妃のお百)〔1867〕七幕「譬にも言ふ年寄(トシヨ)りの冷水(ヒヤミズ)、水よりお茶にしなさんせいなあ」

【漢字辞典】

「としよりのひやみず」を漢字で書くと「年寄りの冷や水」と表記する。

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