付け焼き刃【つけやきば】

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【意味】

付け焼き刃(つけやきば)とは、一時の間に合わせに覚えた知識。一時しのぎに習った技術。

【名前の由来語源・成り立ち】

付け焼き刃(つけやきば)の名前の由来語源について、もともと付け焼刃は刀鍛冶用語のひとつで、切れ味がよくない刀に鋼(はがね)の焼き刃を付け足した刀に対してそのように呼んでいた。

切れ味が良く長持ちする刀は何度も地金を打って作られるのに対して、鋼を足しただけの付け焼刃は、すぐに刃がこぼれて役に立たなくなることからたとえていうようになった。

【使い方・用例・実例】

*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一〇「是又受売の論説にて〈略〉はなはだ薄っぺらなつけやきばなり」

*壺中庵異聞〔1974〕〈富岡多恵子〉「これだけの考証は、ツケヤキバの読書ではできないと思わせるものがあるからで」

【漢字辞典】

「つけやきば」を漢字で書くと「付け焼き刃」と表記する。

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