佃煮【つくだに】

スポンサーリンク
 

【意味】

佃煮 (つくだに)とは、小魚、貝、海藻などを主に醤油で味濃く煮詰めたもの。また、肉や野菜を味濃く煮詰めたものもいう。江戸佃島の住民が自家用につくり始め余剰を市販したところからの名。

【名前の由来語源・成り立ち】

佃煮 (つくだに)の名前の由来語源について、江戸時代に佃島(つくだじま)の漁師が将軍家に献上した残りの雑魚を味濃く煮て、自家用の保存食としたのが始まり。

佃島の名は、住人が江戸幕府の命で摂津国佃村(現大阪府)から移住してきたことにちなむ。

【使い方・用例・実例】

*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉四・一五「煮染(にしめ)佃煮(ツクダニ)の様なものを持たして」

【漢字辞典】

「佃煮」を漢字で書くと「佃煮」。

スポンサーリンク