爪弾き/つま弾き【つまはじき】

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【意味】

爪弾き(つまはじき)とは、思う通りにならないとき、心にかなわぬようなときの気持、また、軽蔑・非難などの気持を表わす。

【名前の由来語源・成り立ち】

爪弾き(つまはじき)の名前の由来語源について、本来は仏教語で、親指の腹に人差し指を当ててはじいて音を出す「弾指(だんし)」から出た言葉。

その動作は、許可や歓喜のほかに、軽蔑・嫌悪・非難などの意を表すことから、転じて、のけ者にする意味になった。

【使い方・用例・実例】

*文学者となる法〔1894〕〈内田魯庵〉四「甚だ生意気なる辛抱(がまん)出来ぬ文士なりと爪弾(ツマハヂ)きせられ」

*重右衛門の最後〔1902〕〈田山花袋〉九「此様に皆々に爪弾(ツマハジキ)されられて」

【漢字辞典】

「つまはじき」を漢字で書くと「爪弾き」と表記する。

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