【意味】
輪をかけるとは、輪をかけた上にさらに輪をかける意で、誇張した上に更に誇張すること。
【名前の由来語源・成り立ち】
輪をかけるの名前の由来は、もともと弓道からきた言葉で、弓の弦をピンと張るためには、弓の先端に弦の輪をかける動作をしなければならない。それによって、飛ばす矢に勢いをつけることから、ものごとに勢いをつけるという意味で用いられるようになった。
【用例・実例】
*ありのすさび〔1895〕〈後藤宙外〉五「我れさへ跡では驚くばかり、輪に輪をかけし申達(まうしたて)」
【漢字辞典】
「わをかける」を漢字で書くと「輪をかける」と表記する。