行き掛けの駄賃【ゆきがけのだちん】

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【意味】

行き掛けの駄賃(ゆきがけのだちん)とは、馬子が問屋へ荷をつけに行く途中の空馬に他の荷をつけて、馬子の所得とする駄賃。転じて、事のついでに他の事をすること。いきがけの駄賃。

【名前の由来語源・成り立ち】

行き掛けの駄賃(ゆきがけのだちん)の名前の由来について、もとは、馬を引いて人や荷物を運ぶ仕事の馬子(まご)が、問屋などに荷物を取りに行くついでに、よその荷物を運んで手間賃を稼いだことをいった。

【用例・実例】

*歌舞伎・鏡山錦葉(加賀騒動)〔1879〕八幕「死ぬるいまわの意趣返しに政尾を罪に落さんと、下世話に申す行きがけの駄賃とやらで書いたる文」

【漢字辞典】

「いきがけのだちん」を漢字で書くと「行き掛けの駄賃」と表記する。

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