【意味】
三昧(ざんまい)とは、そのことに熱中している意を添える接頭語。
【語源・由来・成り立ち】
三昧(ざんまい)の語源・由来について、もとは仏教語で、修行においてひとつのことに集中する瞑想的な境地を意味した。サンスクリット語のsamādhiの音訳で、三摩地(さんまじ)、三摩提(さんまだい)とも音訳される。
修行の際に熱心にひとつのことに集中するという状態をさす。これが転じて、勉強三昧、仕事三昧などというように日常用語として一般化した。
【使い方・実例・用例】
*浮世草子・好色一代女〔1686〕六・四「外なく念仏三昧(ザンマイ)に明暮(あけくれ)の板戸を、稀なる人音づれにひかされて」
*俗語考〔1841〕三昧「歌三昧、仏三昧など、平語にもいへり」
【漢字辞典】
「ざんまい」を漢字で書くと「三昧」と表記する。