雑炊【ぞうすい】

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【意味】

雑炊(ぞうすい)とは、ごはんに野菜、魚貝、肉などを入れ、塩、しょうゆ、みそなどで調味してさらりと煮たもの。おじや。おみそう。こなかき。みそうず。ようか。

【語源・由来・成り立ち】

雑炊(ぞうすい)の語源・由来について、もとは「増水」と表記され、飯に水を増して作るところからそう言われていた。

また米を煮る音が「じやじや」と聞こえるからという説や、スペイン語で(調理器具の)鍋を意味する語「olla」(オジャ)によるという説などもある。「雑炊」は近世からのあて字。

【使い方・実例・用例】

*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕二八「雑炊 今世京阪にては男女ともにぞうすいと云者、専ら江戸にては男女専ら『おじや』と云」

*五百句〔1937〕〈高浜虚子〉昭和八年「雑炊に非力ながらも笑ひけり」

【漢字辞典】

「ぞうすい」を漢字で書くと「雑炊」と表記する。

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