【意味】
黄金(こがね)とは、おうごん。
【語源・由来・成り立ち】
黄金(こがね)の語源・由来について、「くがね」が転じた語であり、「くがね」は漢語「黄金」を訓読したもの。「黄色い金属」といった意味で、「くろがね(鉄)」「しろがね(銀)」と同じ発想の語といえる。なお上代には「くがね」が用いられていた。
【実例・用例】
*名語記〔1275〕二「金を、こがねといへる、こ、如何。これは、きがねのきが、こといはれたる也」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉三「きんは黄色なるを以て黄金とも云ひ、又こがねとも云ふ」
【漢字辞典】
「こがね」を漢字で書くと「黄金」と表記する。