【意味】
あばたとは、天然痘が治った後、皮膚に残る小さなくぼみのこと。
【語源・由来・成り立ち】
あばたの語源・名前の由来について、サンスクリットで「かさぶた」を意味する「arbuda(アルブタ)」とされる。
仏教で説かれる八寒地獄の1つに、「安頁」浮陀(あぶだ)地獄といわれるものがあり、嘘をついたり悪口を言ったり、聖者を軽蔑する言葉を吐いた者が落ちるとされ、厳寒のためここへ落ちると全身に水疱が生じると言われる。
そこから、天然痘が治った後に顔に残る小さなくぼみを僧侶の間の隠語で「あばた」と呼ぶようになり、それが一般にも広まったといわれている。
※サンスクリット語:古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。古代インドの標準文章。梵語(ぼんご)。
【使い方・実例・用例】
*プツプツとあばたのようにくぼんでいるのがクレーターです。
【漢字辞典】
「あばた」の漢字表記は不明。