閼伽桶【あかおけ】

スポンサーリンク
 

【意味】

閼伽桶(あかおけ)とは、仏に供える閼伽水をくみ入れて持ち運ぶための手桶。普通銅製で、径、高さとも一〇センチメートルぐらいの円筒形で弦(つる)をつける。

【名前の由来語源・成り立ち】

閼伽桶(あかおけ)の名前の由来について、「閼伽」とは、価値を意味するサンスクリット語「argha」の音訳で、敬意を表すための贈り物の意味。のちに、仏に供える功徳水をいうようになった。

(※)サンスクリット語…古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。古代インドの標準文章。梵語(ぼんご)。

【使い方・用例・実例】

*俳諧・御桜〔1797〕下「あか桶に蝶も聞かよ一大事」

【漢字辞典】

「あかおけ」を漢字で書くと「閼伽桶」と表記する。

スポンサーリンク