【意味】
諦める(あきらめる)とは、仕方がないと思い切る。断念する。
【名前の由来語源・成り立ち】
諦める(あきらめる)の名前の由来について、語源は、事情などをはっきりさせる意味の「明(あき)らむ」が、近世以降、心の中にはっきり決める、迷いを断ち切る意となり、さらに転じて、断念する意味へと変化した。「諦」は字義から当てたもの。
【使い方・用例・実例】
*狐の裁判〔1884〕〈井上勤訳〉六「俺が思ひの足らざる罪と私に断念(アキラ)め得べけれど」
*暗夜行路〔1921〜37〕〈志賀直哉〉一・五「然し、『世の中とはこんなものだ』かう簡単に諦(アキラ)める事も出来なかった」
【漢字辞典】
「あきらめる」を漢字で書くと「諦める」と表記する。