【意味】
あくせくするとは、心にゆとりがなく、目先にだけ心をうばわれたようにせわしく事を行なうさまを表わす語。
【名前の由来語源・成り立ち】
あくせくするの由来について、「あくせく」は漢字で「齷齪」と書く。本来は漢語で「あくさく」と読み、歯と歯の間が狭いという意味。そこから転じて、心の狭いさま、わずかなことにかかずらうさまを表すようになった。
【使い方・用例・実例】
*落梅集〔1901〕〈島崎藤村〉千曲川旅情のうた「この命なにを齷齪(アクセク) 明日をのみ思ひわづらふ」
【漢字辞典】
「あくせくする」を漢字表記すると「齷齪する」と書く。