あまつさえ【剰え】

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【意味】

その上。物事や状況がそれだけでおさまらないで、さらによけいに加わる意を表わす。そればかりか余分に。おまけに。あまりさえ。あまさえ。

【語源・由来】

「剰」は唐の時代に行なわれた助字で、わが国では「あまりさへ」と訓読された。中世まで一般に「あまさへ」と表記されるが、これは「あまっさへ」の促音無表記。

「落窪」には落窪の君の父の言葉に「あまさへ」の語が見えるところから、「あまっさへ」は平安時代にはすでに男子の日常語になっていたと考えられる。

近世には「あまっさへ」と表記されるようになり、近代以降は文字に引かれて「あまつさへ」となった。

【実例・用例】

*太平記〔14C後〕四・備後三郎高徳事「越王を楼より出し奉るのみにあらず、剰(アマッサヘ)越の国を返し与へて」

*虎明本狂言・柿山伏〔室町末〜近世初〕「此しゅせうなかけでの山ぶしを、鳥類畜類にたとへ、あまっさへとびじゃと云程に」

【漢字辞典】

「あまつさえ」を漢字で書くと「剰え」と表記する。

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