【意味】
調子などを、後ろ下がりにかぶること。阿彌陀の光背のように、帽子などを後ろに傾けてかぶる。あみだかぶりをする。
【語源・由来】
阿弥陀に被る(あみだにかぶる)の語源・由来について、阿弥陀仏が光背(こうはい)を負う様子に似ていることからいうもの。光背は仏像の背後にある光明を表す装飾で、後光をかたどったもの。
【実例・用例】
*落紅〔1899〕〈内田魯庵〉一「阿彌陀(アミダ)に被った中折帽の下から金壺眼を光らして」
*黒い眼と茶色の目〔1914〕〈徳富蘆花〉二・三「いつもの古びた茶の中折帽を阿彌陀(アミダ)に冠って」
【漢字辞典】
「あみだにかぶる」を漢字で書くと「阿弥陀に被る」と表記する。