あんちょこ【安直】

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【意味】

教科書にある問題の解答や古文・漢文・英文の訳を掲げた解説書をいう、中学・高校生などの学生用語。手軽な参考書。虎の巻。

【語源・由来】

あんちょこの語源・由来は、もともと「安直(あんちょく)」が変化した言葉。以前は学習参考書全般をさす語であったが、現在では社会人でも発案の元ネタとなる資料をさして「企画のあんちょこ」と言ったりする。

【実例・用例】

*全権先生〔1932〕〈佐々木邦〉日曜の朝「一々考へたり辞書を引いたりするのを面倒がる。この弱点につけ入って、本屋が教科書の解説をした小冊子を発行してゐる。これをアンチョコと呼ぶ。安直に下調べが出来るからであらう」
*仮面の告白〔1949〕〈三島由紀夫〉二「ではあんちょこを見ながら御説明いたしませうと言った」

【漢字辞典】

「あんちょこ」を漢字で書くと「安直」と表記する。

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