あんこう/アンコウ【鮟鱇】

スポンサーリンク
 

【意味】

アンコウ科の海魚のこと。

【語源・由来】

あんこうの語源・由来について、暗愚魚(アングウオ)が訛ったという説がある。暗愚とは「のろま、バカ者」の意味で、動きが鈍く、大きな口を開ける姿からきたともいわれている。
また、千葉や三重、和歌山の方言でヒキガエルのことを「アンゴオ」といい、アンコウとヒキガエルが似ているところからついたともいう。

【実例・用例】

*料理物語〔1643〕一「鮟鱇(アンコウ)は 汁。さしみ。すい物」
*俳諧・五元集〔1747〕拾遺・冬「鮟鱇をふりさけ見れば厨(くりや)かな」
*起伏〔1949〕〈加藤楸邨〉「鮟鱇(アンカウ)の骨まで凍ててぶちきらる」

【漢字辞典】

「あんこう/アンコウ」を漢字で書くと「鮟鱇」と表記する。

スポンサーリンク