あんず【杏子/杏】

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【意味】

バラ科の落葉高木。

【語源・由来】

あんずの語源・由来について、もともと「もも」になぞらえうる外来の植物ということで、別の種類の植物と共に「からもも」と呼ばれていたが、杏の果実である「杏子」を食する習慣が、アンズという音で普及するに及び、果実だけでなく、その木や花もアンズと呼ばれることとなった。
また種子であるアンニン(杏仁)を薬用とすることも、普及に寄与したと思われる。

【実例・用例】

*大和本草〔1709〕一〇「杏(アンズ)其花紅梅におくれ、桃に先だつ。花うるはしく、子は果として食し、其内の仁は薬とし、又食品に加ふ」
*抒情小曲集〔1918〕〈室生犀星〉小景異情「あんずよ 花著け 地ぞ早やに輝やけ」

【漢字辞典】

「あんず」を漢字で書くと「杏子/杏」と表記する。

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