【意味】
概要。あらすじ。
【語源・由来】
あらましの語源・由来について、動詞「あり(有り・在り)」に推量の助動詞である「まし」があとから付いた言葉である。
もともとは「希望」または「願い」などの意味をもつ言葉であったが、中世前期頃から「予想」や「予定」を表すようになった。 「こうあってほしい」という希望や期待・予定については「あらましごと」という。
【実例・用例】
*談義本・風流志道軒伝〔1763〕四「私日本に生れたれば、不二の形あらましは覚えたれども」
*いさなとり〔1891〕〈幸田露伴〉五「問はるるままに概略(アラマシ)を語れば」
【漢字辞典】
「あらまし」を漢字で書くと「荒まし」と表記する。