【意味】
家庭生活に必要な、大き目の雑貨類のこと。
【語源・由来】
荒物(あらもの)の語源・由来について、室町時代末期には、大きめで重めで安価な商品を「荒い」ものととらえて、広く「荒物」と称していた。
それが江戸時代になると、ほうき・ちりとり・鍋・釜・おけ・ざるなどの日用雑貨類をさすようになった。
【実例・用例】
*談義本・八景聞取法問〔1754〕五・頓智の伴頭「此間の入船に酒荒物(アラモノ)を買込で」
*暗夜行路〔1921〜37〕〈志賀直哉〉一・一〇「近頃は荒物(アラモノ)趣味の方はどうだい」
【漢字辞典】
「あらもの」を漢字で書くと「荒物」と表記する。