ありあけ【有明/在明】

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【意味】

夜明け方のこと。

【語源・由来】

最もあわれ深い風情とされ、恋歌では男女が共に過ごした夜が明ける時分をいい、男が女の許から帰る頃、また女が男を待ち明かした頃に出る月と共に詠むことが多い。

【実例・用例】

*枕草子〔10C終〕七八・職の御曹司におはします頃「あり明のいみじう霧りわたりたる庭に、下(お)りてありくをきこしめして」

*源氏物語〔1001〜14頃〕葵「八月廿余日の有明けなれば、空も気色もあはれ少からぬに」

【漢字辞典】

「ありあけ」を漢字で書くと「有明/在明」と表記する。

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