【意味】
一般に吐く息と吸う息を表す言葉。
【語源・由来・成り立ち】
サンスクリット語の悉曇(しったん)の字母の初韻の「阿(a)」と終韻の「吽(hum)」を組み合わせたもで、最初と最後を意味する。さらに、阿は万物の根源、吽は一切が帰着する智徳を意味し、密教の宇宙観を表している。また、阿が呼気で、吽が吸気であることから、両者の息が合う事を「阿吽の呼吸」という。
※サンスクリット語:古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。古代インドの標準文章。梵語(ぼんご)。
【漢字辞典】
「あうん」を漢字で書くと「阿吽」と表記する。