あわてふためく【慌てふためく】

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【意味】

うろたえて、バタバタすること。あわてて立ち騒ぐ。あわてて、ばたばたする。あわてはためく。「あたふた」する。

【語源・由来】

あわてふためくは、「あわてる」と「ふためく」が合わさった言葉。前者の「あわてる」は、水の中でばたばたして泡が出ることから「泡出る」が転じた
後者の「ふためく」は、フタは『二つ』の意味とされる。つまり、あれもこれもしたくて、心が一つでないことでバタバタする様子とたとえられた。

【実例・用例】

*平家物語〔13C前〕三・足摺「あはてふためき、走るともなく、たをるる共なく、いそぎ御使のまへに走りむかひ」
*古今著聞集〔1254〕一六・五二七「蒔絵師あはてふためきてまゐりたりけるに」

【漢字辞典】

「あわてふためく」を漢字で書くと「慌てふためく」と表記する。

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