【意味】
ひどくあわてるさまをいう。
【語源・由来】
あわをくうの語源・由来について、「慌てる」の語幹である「あわ」に「泡」の字を当てたことが言葉の成り立ちとなっている。「あわ(慌てるような出来事)」に「食う(遭う)」。
能動態にして「一泡吹かせる(ひとあわふかせる)」と言い方にも使う。
【実例・用例】
*滑稽本・和合人〔1823〜44〕三・中「直(すぐ)にぐゎらりと開けて、誰だといふと、外でびっくり泡(アワ)をくらって」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一二「はじめて間違へたと気がついて、泡(アハ)を喰(クラ)ってかけだすとて」
【漢字辞典】
「あわをくう」を漢字で書くと「泡を食う」と表記する。