茶番/茶番劇【ちゃばん(げき)】

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【意味】

茶番(ちゃばん)とは、底の見えすいた、ふざけたふるまい。真実味のない、馬鹿馬鹿しいできごと。茶番劇。

【名前の由来語源・成り立ち】

茶番(ちゃばん)の名前の由来について、江戸時代にさかのぼるが、余興のときに歌舞伎のパロディとして、おもしろおかしく演じた素人の寸劇を「狂言茶番」、略して「茶番」と称して呼んでいたことに由来する。

そもそもは、「茶番」は楽屋で茶をくむ係りのことである。茶番に当たった大部屋の役者が余興にやったことから広まったとされる。

【使い方・実例・用例】

*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉労働問題・上「前額を押へたぎり全然相談に乗らないのは余り念入のお茶番ぢゃアないか」

*煤煙〔1909〕〈森田草平〉三〇「二人の関係を茶番にして仕舞ふ外に道はない」

【漢字辞典】

「ちゃばんを漢字で書くと「茶番」と表記する。

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