【意味】
茶々を入れるとは、文句をつける。邪魔をする。妨害をする。妨げる。水をさす。茶茶を付ける。
【語源・由来・成り立ち】
茶々を入れるの語源・由来について、「茶々」は茶の意味があり、茶を入れて一服をすることから、人がやっていることを中断し、水をさすという意味になったと言われている。
「茶々を入れる」は、「ちゃ〜」の慣用句のなかでも古い方で、類義の「ちゃにする」「ちゃかす」「ちゃちゃをつける」よりも早くから例がある。
【実例・用例】
*洒落本・猫謝羅子〔1799〕「おめへいろ男のそばじゃア気がつまるだろふ、ちっとこっちへきねへ、とおつうちゃちゃをいれる」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉四「生憎迷亭が来て居て茶々を入れて何が何だか分らなくして仕舞ったって」
【漢字辞典】
「ちゃちゃをいれる」を漢字で書くと「茶々を入れる」と表記する。