【意味】
断言(だんげん)とは、きっぱりと言いきること。
【語源・由来・成り立ち】
断言(だんげん)の語源・由来について、もともと明治期に英語「conclusion」の訳語として造られた和製漢語である。
「断言」は当初、「conclusion」の訳語として「前提から導かれた判断」の意味で使われていたが、「conclusion」にはふさわしくないため、代わりに「結論」「断案」が訳語として使われるようになった。そこで「断言」ははっきりと言い切る意味で使われるようになった。
【実例・用例】
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉下・叙事法「両者の優劣に至りては、未だ卒に断言(ダンゲン)すべからざるものあり」
*破戒〔1906〕〈島崎藤村〉一八・二「左様だとも、左様では無いとも断言しない連中が」
【漢字辞典】
「だんげん」を漢字で書くと「断言」と表記する。