【意味】
黙り(だんまり)とは、一応のことわりもしないこと。または、隠して言わないこと。
用例として「だんまりを決め込む」はよく使われる。
【語源・由来・成り立ち】
黙り(だんまり)の語源・由来について、歌舞伎で、暗闇のなかで数人の人物が無言で相手を探り合う演出・演技、またその場面を「だんまり」と言うところからきている。
【実例・用例】
*雑俳・柳多留‐九六〔1827〕「聾の客此幕もだんまりか」
*歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)〔1859〕大詰「時代と世話の誂らへの鳴物に成り、三人だんまりの立廻り」
【漢字辞典】
「だんまり」を漢字で書くと「黙り」と表記する。