都々逸/都都一【どどいつ】

スポンサーリンク
 

【意味】

都々逸(どどいつ)とは、男女間の機微をうたった俗詩。江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された口語による定型詩のこと。

【語源・由来・成り立ち】

都々逸(どどいつ)の語源・由来について、扇歌が当時上方を中心に流行っていた「よしこの節」を元に、「名古屋節」の合の手である「どどいつどどいつ」(もしくは「どどいつどいどい」)を取入れたという説が有力である。

【実例・用例】

*随筆・三養雑記〔1840〕二「女芸者〈略〉よしこのぶし、どどいつなどいふ小唄に、太鼓あはすることは」

*団団珍聞‐六九三号〔1889〕「都々逸(ドドイツ)といふものは致した事は御坐らぬが一句致して見ませう」

【漢字辞典】

「どどいつ」を漢字で書くと「都々逸」「都都一と表記する。

スポンサーリンク