土壇場【どたんば】

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【意味】

土壇場(どたんば)とは、最後の決断をせまられる場面のこと。せっぱつまった場合。進退きわまった場合。

【名前の由来語源・成り立ち】

土壇場(どたんば)の語源・由来について、古くは「ドダンバ」と読む。「土壇」は斬首の刑を行うための、土で築いた台のこと。

つまり「土壇場」とは死刑場そのものみたいなもので、そこに上がればもう死ぬしかないことから、最終的に追い詰められた状態、進退きわまった状態のたとえに使用する。

「ドダンバ」が「ドタンバ」へと、一部濁った理由や時期は不明である。

【使い方・用例・実例】

*或る女〔1919〕〈有島武郎〉後・二三「女将は危い土端場(ドタンバ)で踏み止った」

*地を潤すもの〔1976〕〈曾野綾子〉九・三「もっとも、人間、最後のどたん場では、どうなるかわかりませんが」

【漢字辞典】

「どたんば」を漢字で書くと「土壇場」と表記する。

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