土手っ腹【どてっぱら】

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【意味】

土手っ腹(どてっぱら)とは、腹のこと。主にふくれた腹部を卑しめたり、ののしったりしていう語。また比喩的に、艦船の舷側などをいう。

【語源・由来・成り立ち】

土手っ腹(どてっぱら)の語源・由来について、諸説あるが、土手(どて)のように厚みのある腹でふくれた腹をののしって「土手っ腹」と呼んだという説が有力である。

【実例・用例】

よく使われる用例として「船の土手っ腹に穴が開く」がある。

*雑俳・歌羅衣〔1834〜44〕五「是はちと熱燗透たどてっ腹

*別天地〔1903〕〈国木田独歩〉下・二「十二珊で土手腹(ドテッパラ)に穴の開きさうな艦は幾多あらう」

【漢字辞典】

「どてっぱら」を漢字で書くと「土手っ腹」と表記する。

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