【意味】
ダブルダッチとは、2本のロープを使って跳ぶなわとび。300年以上前ハドソン川のほとりのニュー・アムステルダム(現在のニューヨーク)に入植したオランダ人によって持ち込まれた。
【名前の由来語源・成り立ち】
ダブルダッチの語源・由来について、約300年前にオランダ人が積み荷などの「縄」を使って、なわとび遊びをしていたのをイギリスの商人が見て「ダブルダッチ(double Dutch)」と名前を付けたのがはじまりとされる。
double Dutch は、イギリスの俗語で「ちんぷんかんぷん」「理解不可能」といった意味がある。オランダ人が縄を使っておかしな遊びをしていると映ったため、そのような名前を付けたのではないかとされている。
その後、場所を選ばず、道具も縄だけという手軽さが相まって、アメリカ中に広がっていった。車社会になるにつれ、道路で行うことがむずかしくなってきたため、1950年代に人気は下火になっていく。
1973年にニューヨーク市警の警察官らがダブルダッチを楽しむ子どもたちをみて、スラム街で急増する少年・少女の非行に歯止めをかけるために、新しい「スポーツ」として再定義し、普及活動がはじまったというエピソードがある。
【実例・用例】
世界最高峰のサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」にダブルダッチで4度の出演を果たしたプロダブルダッチアーティスト・NOBUがドキュメンタリー番組「情熱大陸」に登場する。(毎日新聞)
【漢字辞典】
ダブルダッチの漢字表記は不明。
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