【意味】
道具とは、物を作ったり仕事をはかどらせたりするために用いる種々の用具。また、日常使う身の回りの品々。調度。
【名前の由来語源・成り立ち】
道具の名前の由来語源について、元来は「仏道の具」のことで、仏道修行のための衣や鉢、錫杖(しゃくじょう)など、六物(ろくもつ)といわれる必需品や、密教の修法に用いる宝具などをさした。
そこから一般化し、武家の「道具(槍・刀など)」「大工道具(鉋・金槌など)」、芝居の「大道具」などをさすようになった。
【使い方・用例・実例】
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・下「最(も)う毎度お宿さまのお道具(ダウグ)を御拝借いたしまして」
【漢字辞典】
「どうぐ」を漢字で書くと「道具」と表記する。