【意味】
(絵に描いた餅は食べれないことから)また、実物でなければ値打ちがないことのたとえにいう。「画餠(がべい)」を和風にしたもの。
【語源・由来】
仮名草子の『為愚痴物語』に「されば木仏絵像を古人もえにかける餅、飢をいやさずといへり」という例がある。
『本朝文粋』に「猶如画餅不可食(なお、画餅のごとく食ふべからず)とあるように、古くから「画餅」という漢語が用いられていた。「画餅」は中国が起源の語である。
【漢字辞典】
「えにかいたもち」を漢字で書くと「絵に描いた餅」と表記する。描くのは絵なので「絵に書いた餅」とは書かない。