【意味】
得てして(えてして)とは、ある事態になる傾向のあるさま。ややもすると。ともすると。とかく。
【語源・由来・成り立ち】
得てしての語源・名前の由来について、古くは、可能の意を示す副詞「え」があり、これに助詞「て」をつけた「えて」が、ともすれば、とかくの意として、中世以降から使われていた。これが近代以降に「為(し)て」を添えて「えてして」となった。
なお、可能の副詞「え」は動詞「得(う)」の連用形が転用されたもの。
【使い方・実例・用例】
*春のセンバツでの評価は得てして難しいと言われる。
【漢字辞典】
「えてして」を漢字で書くと「得てして」と表記する。