雁字搦め【がんじがらめ】

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【意味】

雁字搦め(がんじがらめ)とは、縄などをぐるぐると巻きつけること。またはまったく身動きのとれない状態。

【語源・由来・成り立ち】

雁字搦め(がんじがらめ)の語源・由来について、諸説があり、ひとつは雁の編隊飛行のような形に人を縛ると、身動きが取れなくなることによる説。あるいは、強盛(がんじょうの唐音)から音変化したものかとの説もある。なお、「雁字」とは、雁が整然と一列をなして飛ぶさまを文字に見立てていう語。

【実例・用例】

*欅の芽立〔1936〕〈橋本英吉〉三「今は自分達の生活を無気力にし、人々をがんじがらめにしてゐる儀式や習慣や人情や義理に従へないのだ」

*森鴎外〔1954〕〈高橋義孝〉九「規矩と拘束とタブーとにがんじがらめになった徳川期の封建社会である」

【漢字辞典】

「がんじがらめ」を漢字で書くと「雁字搦め」と表記する。

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