【意味】
がさつとは、言動に、品がなくて荒っぽい様子。粗暴。
【語源・由来・成り立ち】
がさつの語源・由来について、「がさ」は物がぶつかったり擦れ合ったりする際の擬態音(=ガサガサなど)である。「がさと」「がさがさ」「がさつく」などと用いられた。
「がさつ」の「つ」は、「いかつい」の「つ」と同じという説もあるが、詳細は明らかになっていない。
【使い方・実例・用例】
*カーテンのあけ方で、その人の“がさつさ”がわかるのです。
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉白猫「時折は粗雑(ガサツ)に四肢で引っ掻きちらす悪戯(いたずら)な爪の響」
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・四「開港場のがさつな卑しい調子は、すぐ葉子の神経にびりびりと感じて来た」
【漢字辞典】
「がさつ」の漢字表記は不明。