ギヤマン(ぎやまん)

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【意味】
ガラス。(彫刻をほどこしたガラス製品を「ギヤマン彫り」と呼んだところから)ガラス製品一般をさす。ビードロ。玻璃(はり)。

【語源・由来】
江戸前期にはすでに使われていたようで、初めは、原義通りダイヤモンドの意で用いられていたが、ダイヤモンドでガラス器に彫刻をほどこしたところから、細工したガラス器のことを「ギヤマン」と言うようになり、さらに一九世紀になると、ガラスそのものを意味するようになった。また、それ以前に入っていたポルトガル語由来のビードロと混同された。明治時代になると「ガラス」にとって代わられ、次第に使われなくなった。

【漢字辞典】
「ギヤマン」の漢字表記は不明。

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