ごぼう抜き【ごぼうぬき】

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【意味】

ごぼう抜きとは、棒状のものを一気に引き抜くこと。大勢の中から人材を引き抜くこと。マラソンなどで次々と抜き去ること。

【名前の由来語源・成り立ち】

ごぼう抜きの名前の由来について、ごぼうは、長い割りに簡単に抜くことが出来る野菜であることから、「ごぼう抜き」と言うようになった。

また、ごぼうは畑にぎっしり生えるが、複数のごぼうを同時に抜こうとすると非常に抜きにくいので、1本ずつ抜く必要があることから、『多数の中から一つを引き抜く』という意味になった。

そこから、転じて、1本を一気に引き抜くさまから連想されて、『多数を一気に追い抜く』という意味で用いられるようになった。

【使い方・実例・用例】

*父─その死〔1949〕〈幸田文〉菅野の記「土橋さんは先生のお宅まで薬取りに行くことに即決し、立ち話のままを牛蒡抜きのかたちで先生の車へ一緒に乗ってしまった」

【漢字辞典】

「ごぼうぬき」を漢字で書くと「牛蒡抜き」と表記する。

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