【意味】
ぐうたらとは、ぐずでいくじないさま。ぐずぐずして気力のないさま。
【語源・由来・成り立ち】
ぐうたらの語源・由来について、「ぐうたら兵衛」が省略されて「ぐうたら」となった。「ぐう」は「愚」の長音化したもの。
「たら」は「弛む(たるむ)」などの語基である「たる」と同じで、「だらだら」「だらしない」「だらける」などの「だら」はこれが濁音化して、意味がより強調されたものである。
江戸時代から生じた言葉で、本来は「おろかでたるんでいる」ことをあらわしていた。
【使い方・実例・用例】
*十三夜〔1895〕〈樋口一葉〉上「張も意気地もない愚うたら(ぐうたら)の奴(やつ)」
*不在地主〔1929〕〈小林多喜二〉四「どの村にも、実際ぐうたらはゐたし、居る筈だった」
【漢字辞典】
「ぐうたら」の漢字表記は不明。